いざ、ホームページをリニューアルする時や新しくオープンする時にどのような流れで進めていけばいいのでしょうか?
新米ホームページ担当にはよくわからないと思います。
特に、今までホームページを管理していた人が急に辞めてしまって経緯がよくわからないことも中小企業ではザラです。会社の上層部のおじさん達からすると、 ホームページは何か取っ付きにくいので、コンピューターに詳しい人をとりあえず担当にさせて任せてしまうことがよくあります。もしくは、ホームページ担当 という形で採用してしまうみたいなことです。
だからホームページに関しては属人的になりやすく、担当者が辞めてしまうと何年も放置されたりということになってしまいます。
前置きが長くなりましたが、ざっとホームページオープンまでの流れを考えて見たので参考にして見てください。あくまで実務的な流れで紹介します。
新規開設の場合
- ドメインの取得
- サーバー選び
- ホームページのコンセプトと構成を決める
- 制作会社選び
- 原稿の制作
- ホームページデザインの決定
- ページの校正
- ホームページ公開
1.ドメインの取得
まずはホームページの住所にあたるドメインを取得します。ドメインにはオリジナルドメインとプロバイダーなどから間借りするレンタルドメインがありますが、法人であれば迷わずオリジナルドメインを取得しましょう。
2.サーバー選び
ホー ムページを開設するためには、そのデータを保管するサーバーが必要です。サーバーには大きく自社サーバーとレンタルサーバーがありますが、中小企業であれ ば初期コストが安いレンタルサーバーで良いでしょう。レンタルサーバー会社も多数あり、サーバー選びは迷いますがその辺りはホームページの内容や作り方な どにもよるので、制作会社などに相談するのが無難です。
3.ホームページのコンセプトと構成を決める
ホー ムページに載せる情報のコンセプトを考えていきます。いきなりページの内容を考えるのではなく、コンセプトと構成を考えましょう。ホームページのコンセプトとは、一言でいうと何について書いてあるホームページにするか!ということです。ホームページの構成は、新米ホームページ担当には難しいと思いますが、会社情報や製品情報、事例、お客様の声、 Q&Aなどを書き出して組み立てていきましょう。同業他社のホームページを何社か見て参考にするといいと思います。このあたりは検索エンジン対策にも大きくかかわってくるので重要な部分です。大枠が決まったらページ単位に落としていきます。そうするとお およそのボリュームが見えてきますので、見積もりが取りやすくなりますよ。
4.制作会社選び
ホー ムページの作成は自分で作るか、外部の制作会社に頼むかどちらかです。今は、自分でも簡単に作れるサービスも多く出ていますので、あまり予算が掛けられな いけどやる気がある方は自分で作るという選択肢もアリです。Googleさんが出しているみんビズというサービスがオススメです。1年間はサーバー代がか からないので、入りやすいと思います。Googleさんなので安心ですね。他には、ホームページビルダーやドリームウェーバーといったホームページ作成ソ フトを使って作成する方法もあります。みんビズなどよりはやや知識が必要だと思いますが、出来ることは多くなるのではないでしょうか。
予算を多少掛けられるようであれば、外部の制作会社に頼むのがいいでしょう。最初はホームページ制作会社との繋がりもないと思うので、制作会社探しは難しい と思いますが、制作会社のホームページを見比べて見て、何社かに実際話を聞いて、見積もりを取ってから決めるようにしましょう。中には悪い業者もいるので気をつけましょう。
5.原稿の制作
ここでようやくページ原稿の制作に入ります。ホームページ制作業者との打ち合わせをしながら原稿の制作を頑張りましょう。原稿作りは正直大変ですが、出来るだけ文章を多く書くようにしてください。ホームページ公開後の検索エンジン対策の話にもなりますが、検索エンジンは基本的にテキスト情報しか読めませんので、テキストが多ければ多いほど優位になります。あとは写真や動画、イラストなど今までにカタログなどで使ったデータがあれば用意をしておきましょう。
6.ホームページデザインの決定
ホームページ制作会社によって打ち合わせの進め方は異なると思いますが、多くは細かなページ制作に入るまでに、トップページのデザインやベースのデザインを決めることになると思います。希望のデザインを伝えるには、口頭で話すよりもイメージしているホームページを実際に見せてあげた方が希望に近いものが出てきますので幾つかピックアップをしておきましょう。
7.ページの校正
デザインが決まったら、ホームページ制作会社に原稿や素材を送ります。ホームページ制作会社がレイアウトをして戻してくれるので、文字の間違いやレイアウトをチェックしましょう。全てのページの構成が終わったら、制作会社がコーディング作業を行ないます。コーディングとは、ウェブブラウザで表示できるように HTML文書で記述することです。カタログでいう印刷みたいなものと捉えてもらえばいいと思います。
8.ホームページ公開
無事にコーディングが終わったら最終チェックを行なって、ホームページ公開となります。
以上が大まかな流れです。
ホームページリニューアルの場合は、1のドメイン取得と2のサーバー選びは必要がないケースが多いと思いますので、3から進めることになります。
今日はここまでです。
チャオ!