前回に引き続き、「Googleアナリティクスやリスティング広告を始める時に事前に設定をしておくこと」をメモしていきたいと思います。今日は「Googleアナリティクスで自社のアクセスを除外するフィルター設定(IPアドレス除外編)」です。
Googleアナリティクスを導入してしばらくすると、社内のアクセスを計測したくないと思うときが来ますよね。そのような時の定番の方法が、IPアドレスで自社のアクセスを除外することです。
IPアドレスとは?
IPアドレスとは、インターネットやイントラネットなどのTCP/IPプロトコルを利用したネットワークにおける識別番号のことである。ネットワークに接続された個々のコンピュータに割り振られる。(IT用語辞典バイナリより)
まぁ、個々の通信端末やパソコンの住所のようなものと覚えておけば良いのではないでしょうか。
IPアドレスには、固定IPアドレスと動的IPアドレスがあるようです。インターネットに接続するたびに同じアドレスとなるような接続が固定IPアドレスで、インターネットに接続するたびに異なるIPになる(色々と変わる)のが動的IPアドレス。
おそらく企業の場合は、固定IPアドレスが多いのではないかと思います。自宅などではプロバイダによって異なるIPが割り振られる動的IPアドレスが多いようです。
IPアドレスを調べる方法
手っ取り早くIPアドレスを調べるには、社内のシステム担当者に聞くのが一番でしょうね。
ただ小さい会社の場合は、システム担当者がすでに退職していたり、誰に聞けばいいかわからなかっうたりと面倒なケースも多いですよね。
その場合は、以下のようなサイトでIPアドレスを確認することが出来ます。
IPアドレスってこんなに簡単に調べられちゃうんですね。知らなかったです。
営業などをやっているとGoogle アナリティクスを使えばIP アドレスから誰がアクセスしているかわからないの?と思う方もいるかもしれませんが、それは残念ながら知ることはできません。
逆にわかったら恐いですよね。プライバシーもありませんね。
Google アナリティクスでは、IPアドレスの代わりにネットワーク環境はわかるようです。ただプロバイダー名とかなんであんまり意味がなさそうですね。
Googleアナリティクスで固定IPアドレスを除外するフィルター設定方法
さて、本題の設定方法です。
Googleアナリティクスにログインして、対象のビュー(プロファイル)を選んで、「フィルタ」をクリックします。
※ここでフィルター設定をしますが、その際はデフォルトのビュー(プロファイル)にフィルター設定をするのではなく、新規のビュー(プロファイル)を作成してからフィルター設定をしましょう。
続いて、「新しいフィルタ」をクリックします。
フィルタ情報を入力していきます。
ビューにフィルタを適用する方法を選択で、「新しいフィルタを作成」にチェックを入れます。
フィルタ情報のフィルタ名にわかりやすい名前をつけます。ここでは「社内のアクセスを除外」にしました。
フィルタの種類は、「既定のフィルタ」にチェックを入れ、「除外」、「IPアドレスからのトラフィック」、「等しい」をプルダウンから選択します。
IPアドレスに、数字を入力して保存をクリックします。
これでフィルタが設定されました。
反映には少し時間がかかるかもしれませんので、翌日にデフォルトのビュー(プロファイル)とフィルタ設定をしたビュー(プロファイル)を比べて見てください。
数字が異なっていれば(もちろん自分で何度かアクセスしてください)、正常に設定できていると思います。
今日はここまでです。
チャオ!